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(4)アクセスをスムーズにする
ユーザーをしっかりつなぎ留めるには、アクセスの方法に注意を払うことが大切です。ある調査によりますと、アマゾン・サイトで、目的のホームページへリンクするのに30秒以上も要したという例があります。ネットユーザーにとって30秒は長すぎます。たとえばユーザーは、自分の探すアイテムが、どういうカテゴリーに入るかは理解していても、「パンツ(ズボン)」や「MP3-プレイヤー」といった特定の項目で検索するとは限りません。その結果、思うようなページになかなかアクセスができないこともあるのです。アクセスがスムーズに行く方法を工夫することが求められるのです。


(3)アイコンを上手に活用する

コンテンツの内容をテキストで理解してもらうよりも、アイコンで示したほうが効率的な場合も少なくありません。交通標識がそのいい例です。たとえば、「注意:この先200mで行き止まり。川あり」と書かれた標識よりも、車が水に落ちる絵のほうが、ドライバーにとっては瞬時に警告内容を理解できるはずです。同様にサイトでも、プリンターのアイコンは、即座にそれがプリント機能であることを示すことができます。残念ながら、こうしたアイコンの活用はまだ不十分なようです。


カラーコードの問題は、実際的な裏付け、すなわちコードに従って配色をした場合の実際的な効果が証明されていないという点です。たとえば、「ブルーは信頼やまじめさを表すが、子ども向けのモードファッションには適さない」「黄色は“特売”のイメージを喚起するが、家具コーナーには適さない」「緑は何にでも使えるが、靴コーナーに使うのは不向き」といった“常識”は、直観的なイメージからなっています。それぞれのカラーが持つ“定番”とも言うべき意味を考慮したうえで、あえて新しいコードを開発するならば、新鮮なイメージを与えることもできるかもしれません。


(2)色の使い分けでユーザーを導く
配色は、Eコマースサイトでも重要な役割を占めています。その点でも、色の意味と働きを知っておくことが必要です。たとえば、購入用のカートボタンの色をグレー系にしたらどうでしょう。「さあ、買ってください!」といった、アクティブな意思表示は感じられないはずです。こうした配色の意味や使い方は世界共通のように思えますが、やはり、その国独自のものもあります。しかしnetz98社では、カラーコードの見直しが必要だと考えています。「項目・ジャンル別に色分けすることは、ユーザーにとっては使い勝手がよい」という考えが当たり前でしたが、実際は必ずしもそうではないからです。とはいえ、基本的なカラーコード自体には問題はないのです。では、いったい問題はどこにあるのでしょうか? 

誰でも経験があると思いますが、サイトをさっと見ただけで、コンテンツがおもしろいかどうかはわかるものです。それゆえ、目を引くグラフィクス類の役割が重要となるのです。一見してテキストばかりが目につくサイトでは、コンテンツを読んでもらう前に、ユーザーに敬遠されてしまいます。逆に、写真やイラストばかりでも軽く見られてしまいます。テキストと写真類のバランスに注意を払うことがポイントなのです。


(1)テキストと写真類のバランスを取る
「ビジターは、テキストにちゃんと目を通すでしょうか?」という問いがあるとしたら、答えは「イエス」かつ「ノー」です。テキストには「コンテンツとしてのテキスト」と「ユーザーを引きつけるためのテキスト」の2種類があることを頭に入れておく必要があります。たとえばメルマガや、専門家のブログに発表された論文などは前者で、丁寧に読もうとする人も少なくありません。一方、比較的短いテキストで、ユーザーの興味を引くような書き方からなる説明文などが後者です。

近年、ドイツでは会員制の「オンライン・ショッピング・クラブ」が右肩上がりの傾向を示すなど、Eコマース業界にも大きな変化が現れています。こうした新しい波の原動力は言うまでもなく、Eコマースユーザーです。ユーザー数の増加とともに、彼らのEコマースへの要求や期待のバリエーションも広がり、ドイツならではのEコマースの業態が形成されつつあります。そうした中、ドイツのネット業者netz98では、ビジターを増やすための“Eコマースガイド”とも言うべき「サイト作り4つのアドバイス」を公表しました。そこには、ドイツ人ならではのサイト作りのヒントが語られています。そこで、それらのポイントを以下にまとめてみました。

(7)差別化を意識しすぎるデザイン
最後に、悪いデザインを作り出す元凶は、ほかのサイトとの差別化を意識しすぎることかもしれません。差別化ができるなら、機能面を少々犠牲にしてもかまわないという、極端なデザイン志向が拍車をかけてしまうからです。競合するサイトから頭一つ抜け出したいと考えるのはごく当然のことです。しかし差別化は、充実したコンテンツをはじめとして、美しい画像、わかりやすいナビゲーション、優れたグラフィクス技術など、デザインのクオリティで勝負すべきなのです。

(6)ユーザーに負担を強いるデザイン
閲覧するのに、意外に時間を要するサイトも少なくありません。そのほとんどは、一度に数多くの画像をローディングしたり、あるいはサイズの大きな画像をローディングすることが原因です。どちらにせよ、こうしたサイトはユーザーに負担を強いるものです。確かに、画像が必要であることは理解できますが、そのために時間がかかるようではいけません。画像の数やサイズを限定することが必要です。

(5)アピールしすぎるデザイン
サイトをなんとかアピールしようと、ビジターの注目を引くための工夫を施したサイトをよく見かけます。しかし、それらはただビジターの目を疲れさせるだけのものが多いのも事実です。たとえばブリンキング・サイン(点滅文字)やクラッシング・カラー(不調和配色)、写真の多用、意味のない背景画等の使用です。これらはけっきょく、ビジターのコンテンツに寄せる関心を半減させてしまうだけなのです。サイトの主役は、あくまでもコンテンツにあるのです。

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